今年度8回目の活動です。
午前はシダの谷に生息しているミズギボウシの保全作業を行いました。
まずは現状の確認として、ミズギボウシの株数のカウントから始めます。
夏に花を咲かせるミズギボウシ。今の季節は花も終わり実が出来ています。まずはみんなで観察してからカウントをしていきます。
それぞれエリアを決めていざカウント開始です!ササの隙間から出ているミズギボウシを見落とさないように数えていきます。
またカウントと同時に熟した実を回収して、種子を集めていきました。
「ミズギボウシの種子」
カウントを終えて各エリアごとの確認数を共有し、今後の保全作業の内容を決めていきます。これまでの記録も参考にしながら作業場所なども決めていきます。
話し合いの結果、今日の作業は草刈りと水路の補修と拡張に決まりました。
保全区域一面に生えているササをなるべく根本から、カマを使って刈り込んでミズギボウシが生えてこれるスペースを確保します。
水路には落ち葉や降雨で流れてきた土がたまっていたので、鍬とショベルを使って泥をかきだしながら水路の延長をしていきました。
たまっていた泥を取り除くと、水路の奥まで水が流れてきました!これで安定的に保全区域に水を流せるようになりました!
最後に回収した種子を植えていきます。
保全区域内にまんべんなく、種子をまいていきます。
今年度のミズギボウシ保全作業はこれで終了となります。また来年、ミズギボウシが生えてきてくれることに期待です。
午後は森の中の間伐を行いました。
まずは担当の子から、活動の目的などが説明されます。
間伐の大まかな手順は、切る木の選定→倒す向きを決める→伐倒となり、倒す際のサポートとして木にロープを結び引っ張るため、ロープワークを最初に練習します。
木にロープを括り付けるやり方、ロープ同士を結んで長くするやり方などを練習します。
キャンプなどでも何度かロープワークをやっているので、少しの練習で結び方をマスターしていきました!
ロープワークの練習も終え、次は森の中で実際に作業をしていきます。
まずはどの木を切るかを選定していきます。木の成長具合や日差しの差し込み方などを見ながら話し合って決めます。
伐倒する木が決まったら、ロープを結び準備をしていきます。安全に気をつけながら少しずつ引っ張りながらノコギリで切り込んで伐倒します。
作業が進みにつれ、少しずつ森の中に日が差し込むようになり明るくなってきました。
間伐をすることで、森の中まで日光が届くようになり若い樹木が成長できるようになっていきます。
今回の作業で森が元気に大きく育っていけるようになりましたね!
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